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マヤさんのミクオリジナル最新作。


さながら弾丸のように休みなしに突き抜けるアレンジと、
そんな目まぐるしい曲にのせ、ローラーコンベアの上を転がるかのごとくまくし立てられる歌詞。とりとめようもなくて最高です。
歌詞の意味合いより語感性重視、というのは明らか。
だって、「そんな意気地は僕にはないってさ」とか、自分のことなのに「~ってさ」って言い回ししませんよね?


とにもかくにもこの語感の良さ、歌詞を見てみてわかるのが、
メロ・サビごとに、まるで短歌みたいに言葉の区切りが徹底的なまでに統一されているんです。
具体的には、メロでは「(せ)っかちが-さかさに-ひねくれた」にみられる「四・四・五」、
サビでは「て(ん)でもあ-いまいな-ぼくはいつだって」にみられる「四・四・八」のフレーズが大半の歌詞を構成しています。
さらに、ただ語句の区切りを良くするだけでなく、例えば「ひねくれ」「底抜け」「ください」など、ほとんどのフレーズの語尾をあ行で揃えることで生まれる語呂の良さも抜かりありません。
この押韻は、ひょっとするとラップのそれに近いものかも。


もちろん楽曲の見所は痛快なアレンジ、歌詞の仕掛けのみならず、
どことなく幼さを匂わせるミクの調声、テアル氏による可愛らしいキャラが紙芝居のように動き回る動画も中毒性高し。
斜に構えた、というよりは、どちらかというとわりかし無邪気で屈託のない印象を受けるのは、この二者によるところも大きいのでしょう。


楽曲の制作は歌詞のメッセージ性と、メロディーとの噛み合わせとのせめぎ合いという声も聞かれます。
こちらの曲もメロディーと歌詞との齟齬でだいぶ難産だったとのことですが、その葛藤の結果いい方向に振り切れたのかなー、と。
産みの苦しみの跡を残さず、ひたすらコミカルにまとまっているのがこの動画のまた素晴らしいところ。
ラーメンタイマーとしてはちょっと麺が伸びてしまうかもしれませんが、聴き終えた後に「もう終わり?」というような後引き感が残り、ついついまたプレイボタンを押したくなるような刹那の快感のある作品です。

 

r2さんの紹介でした。

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