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ひかげ氏(インタビューNo.098)のIAオリジナル。

全編に渡って独り言のような、もしくは口にすら出されていないであろう、誰に伝えたいでもない歌詞観。 
本当に、一人きりで電車に揺られている時の手持ち無沙汰な感じがまざまざと喚起されます。
一人で電車内にいる時って、とにかくすることがなくって、ただただ景色を眺めたり、妄想に耽ったりしがちになるんですよねー。
新天地へと赴く道中、期待やら不安やらないまぜになったような心境であるはずだけど、流れる景色はそんな自分の心象とは裏腹なほどに平凡で。
そんなアンビバレントな胸中がとてもリアルに響きます。

曲の終盤では、「今は離れ離れでも忘れないよ」と歌詞中の「君」に対する想いを告げると同時に、「僕がここにいたことを忘れないで」と語りかける形で締めくくっていますが、
ともすればそれは一方的な感情に過ぎず、そういった意味ではあまり報われた終わり方ではないかもしれません。
ただ、それはけして未練がましさを残すものではなくて、むしろ思い出を思い出として切り離す決別のような踏ん切りを感じさせるものです。 自己解釈ではありますが、索漠とした感情の中で最終的にこの曲から前向きなイメージを受けるのに理由付けをするなら、そんなところでしょうか。

小難しい解釈は抜きにして、上京なり就職なり、何かしらの形で新たな節目に立つ人にはストライクな一曲ではないでしょうか。
門出の季節に聴きたくなる、新たなステージへ向かう期待と不安の入り混じる気持ちを見事に表現した名曲です。

 

 

r2さんの紹介でした。

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